司法ウオッチ<開かれた司法と市民のための言論サイト>

 

 安倍晋三首相は、2月3日の衆院予算委員会の質疑で、憲法について「考え方の一つとして、いわば国家権力を縛るものだという考え方がある」と、立憲主義に言及したうえで、「しかし、それは王権が絶対権力を持っていた時代の主流的な考え方であって、いま憲法というのは日本という国の形、理想と未来を、そして目標を語るものではないかと思う」とする、憲法観を展開しました。立憲主義を過去の遺物のように扱ったととれる、この発言の狙いは、まさに立憲主義に基づき、厳格な改正手続きを規定している憲法96条改正へ、なんとしてでも駒を進めたいという意向を反映し、前記考え方の「縛り」を緩めようとするものともとれます。あなたは、この安倍首相の憲法観と、その真意をどうご覧になりますか。賛否を含めて自由にご意見をお書き下さい(800字以内、匿名可)。

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