司法ウオッチ<開かれた司法と市民のための言論サイト>

日弁連は3月27日、「法曹人口政策に関する緊急提言」を取りまとめました。「法曹の質」という観点から新法曹養成制度が十分に機能していないことや、新人弁護士の就職難の現状からは、当初予測されていた弁護士への法的需要が社会に現れていない、としたうえで ①このような様々な制度の「ひずみ」が発生している現状では「平成22年ころには司法試験の合格者数を年間3000人程度とすることを目指す」とした2002年3月の閣議決定はその妥当性を欠いている②懸念されていた弁護士過疎・偏在問題や被疑者国選・裁判員制度への対応態勢問題については、現在の増員ペースによらなくても対応が可能な状況となっている――と指摘。司法基盤整備・法的需要の状況を検証しつつ、このような「ひずみ」を是正する方策として、法曹人口増員のさらなるペースダウンを提言し、政府・関係諸機関に対し、当面の緊急対策として、司法試験合格者数を現状よりさらに相当数減員することを求めている。あなたは、この日弁連の提言をどう思いますか。妥当、あるいは不満の観点から自由に意見を述べて下さい。弁護士の方とともに、弁護士外の法曹関係者、市民の方のご意見も広く求めます。(最大800字以内、匿名可。所属・職業〈弁護士・司法書士は所属会〉の記載を希望します)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

コメント一覧
  • 日弁連の体質改善が早急に必要
    匿名希望

    まずは日弁連のぬるま湯体質を改善する必要があると思います。
    弁護士の着手金は日弁連がおおよそ決まりを作り、一般の会社員の1ヶ月程の着手金を要求する、つまりはそこで利用したくても出来ない人が大多数いるということ。
    にも関わらず、仕事も出来ない様な新人弁護士まで日弁連の決まりに守られ、需要と供給のバランスが取れていない現実を日弁連は分かっていない。

    日当も1時間1万円以上とは一般社会とかけ離れている現実はもはや依頼者を無視した動向である。
    法曹人口を増やすのであれば供給が増えるように制度を帰るか、もしくは現状の法曹人口は多すぎるのでもっと減らすべきである。
    後、犯罪に加担する弁護士が多すぎる様に感じる、実際に私は現在裁判を利用した金銭詐取目的の被害に遭っている。しかも相手方弁護士もそれを知って加担している、その弁護士は過去に弁護士会の会長を務めたことのある弁護士だ。

    本当に正義感のあるまともな弁護士を日弁連も選択し、悪意のある弁護士は懲戒処分にする位のことをするべきである。

    今の弁護士は敷居が高いのが現状である。


    2013年10月18日 1:10 PM | 匿名希望

  • 司法試験合格者数に見合った政策を!
    司法試験合格の司法書士
     現実的には、司法修習を終えた人間の就職先そのものもかなり厳しくなっており、就職条件もかなり悪くなっています。

     この現状を直視する必要があります。

     新司法試験は、多様な法曹に対するニーズが高まることが前提だったと思いますが、実際には、弁護士のニーズが高まっている(少なくとも合格者に見合う)とはいえない状況です。

     このような状況を変えるための方策が採られる必要があると考えます。

     私は、国、地方公共団体で弁護士採用枠を設けるのが1つの良い方策だと考えています。

     その際は、弁護士枠だけでなく、法務博士枠も設けるべきだと思います。

     そんなのは、弁護士、法務博士だけの優遇するだけで不当だ、との意見もあり得るところです。しかし、行政が法治主義の原則にしたがって行われることを考えると、法律的素養のある人間に採用枠を少し設けても不当とはいえないように思います。

     そのような方策を踏まえた上で、合格者数を減らすべきか、検討すべきと考えます。


    2013年4月16日 6:50 AM | 司法試験合格の司法書士

  • まず弁護士の質を改善するべき
    日弁連watch
    弁護士法に定めるところによれば、弁護士会及び日弁連の重要な職務のひとつには「懲戒」つまり非行弁護士の取り締まり活動です。

    懲戒活動は、戦前は高等裁判所が行っていましたが、戦後の弁護士法は改正により、弁護士会及び日弁連が行うことになったものです。

    ところが、昨年は、わずか3万人の弁護士人口から、1800件の懲戒請求(1日5件の割合)が発生したにも関わらず、日弁連及び弁護士会はそのうちの80件しか懲戒を行っておりません。

    懲戒を逃れ続けている弁護士の中に悪質な者がいることを、日弁連及び弁護士会が隠し、また、警察に扱えないようにしていても、人の口に戸板を立てることはできません。

    日弁連が非行弁護士の懲戒活動すら適切に行えないのですから、弁護士へ需要は減るばかりでしょう。


    2011年5月15日 2:23 PM | 日弁連watch

  • 諸悪の根源に触れない欺瞞性
    893-5910
    痛烈な欺瞞を感じますね。
    何故なら、自分たちも躍起になって旗を振った、「法科大学院制度」への反省が一切ありませんから。
    合格者を今よりもっと減員しろ。要するに、法科大学院の学生たちをもっと大勢不合格にして放り出せ。あいつらを弁護士にするな。そう言ってるだけでしょ。それに、法科大学院の定員をもっと減らせとどれだけ強く言ってますか。2000人よりずっと少ない人数しか受け入れないというのなら、まだ4000人以上も募集しているのをどうして止めさせないのですか。

    莫大な金も掛かる一生ものの決断をさせておいて、実態が知れ渡って以降も大々的な募集活動を止めないなんて、満州開拓団よりひどいと言われたドミニカ移民団よりもっと悪い。日弁連は外務省以下ですか。被害者が日弁連訴えたら勝訴確実ですか?

    こんな恥知らずな態度を改めないようでは、私の日弁連への反感は高まる一方です。


    2011年5月3日 6:36 PM | 893-5910

トラックバック一覧
トラックバックURL

New Topics

投稿数1,164 コメント数405
▼弁護士観察日記 更新中▼

法曹界ウォッチャーがつづる弁護士との付き合い方から、その生態、弁護士・会の裏話


ページ上部に