司法ウオッチ<開かれた司法と市民のための言論サイト>

 

 この原稿を書いているのは、12月29日です。弊所は12月27日が仕事納めですが、残務処理のため出勤しています。期日も打合せもなく電話もかかってこないので、自分のペースで仕事を進められます。非常に気持ちがいいですね。

 

 12月は元々忙しいのですが、今年はある業務が加わったため、さらに忙しくなりました。70期の新人弁護士をイソ弁として採用しました。この採用に伴う業務です。

 

 弁護士でなくてもスタッフを迎えれば発生する業務もありますので、慣れている事務所には当たり前かもしれません。しかし弊所のように規模の小さい事務所ですと、事務員を含め人を採用するのは年に1回あるかないかというペースです。採用に伴う業務にまだまだ慣れません。「あ、あれをしなければ!これもしなければ!」という感じでバタバタしながら準備しました。

 

 どのような準備かというと・・・、

 

 ・裁判所に復代理の委任状を提出
   イソ弁分です。

 

 ・送付書など各種文書の書式変更
   イソ弁の名前を加えます。

 

 ・事務所封筒の書式変更(未了)
   イソ弁の名前を加えます。旧事務所封筒の在庫が大量に残っていると破棄せざるを得ないこともあります。

 

 ・イソ弁の事務机、椅子、電話、パソコン、ロッカーの購入
   これらは1人目のイソ弁のときに購入済みでしたので、今回は対応不要で済みました。

 

 ・イソ弁の職印やゴム印を購入
   東京の弁護士会館に入っているお店に発注しました。この時期は新人弁護士の印鑑発注が殺到しているため、お店は非常に忙しそうでした。それでも速やかに対応して下さったので、感謝しております。

 

 ・イソ弁の名刺を用意
   とりあえず200枚注文しました。

 

 ・イソ弁のメールアドレス作成
   私がアドレス管理をしているので、すぐに済みました。

 

 ・関係各所にイソ弁入所の挨拶状を発送
   年賀状の代わりに発送します。この業務は神経を使いました。2回試験の発表は12月12日でした。万一のことがあるため、挨拶状の発注は2回試験の合格を確認するまで保留せざるを得ません。元旦に届くようにしたいのですが、印刷会社さんも12月は忙しいので、無理なスケジュールは組みたくありません。ですが印刷会社さんが尽力してくださったお陰で、無事に発送作業が完了しました。

 

 ・事務所事件の説明資料を作成
   これも結構大変でした。弊所はグループウェアで事件管理をしていますが、一覧性がないのがパソコンの欠点です。事件は数十件あるので、パソコン画面を見ながらの説明では効率が悪いです。そこで、エクセルで事件説明の一覧表を作成しました。当事者名や期日など基本的な情報は、事務員が入力してくれました。事件ごとの「争点」「現在の進行状況」は、私が一通り書きました。

 

 ・イソ弁を弁護士賠償保険に加入
   もちろん保険料は事務所で持ちます。

 

 ・ホームページの弁護士紹介に新人弁護士を追加(未了)
   そろそろ取りかからなければなりません。

 

 他にも色々な雑務があります。私がボス弁の事務所に入所したときは、自分の机があるのが当たり前だと思っていました。しかし人を迎える立場になって、準備が非常に大変であることがようやくわかるようになりました。今さらではありますが、ボス弁に感謝しています。

 

 以前、ボス弁の役割は、イソ弁を弁護士業務に専念させることだと思っていました。しかし若干考えが変わりました。今回のイソ弁には、弁護士業務の指導だけでなく、将来の独立のために経営面の話もしていこうかと思っています(例えば、採用1つでも色々準備が必要なことです)。弁護士激増により競争が激しいので、「事務所を経営するのは、想像以上に大変なんだよ」と教えなければならない時代だと感じています。

 

 今年は例年以上に更新頻度が遅くなってしまい恐縮ですが、今年もお世話になりました。また来年も本コラムを宜しくお願いします。

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